自分の歯がこれまでの歯ではないような、なんだか浮いたような違和感をお持ちではないですか?

歯が浮くような感覚は、虫歯に比べて痛みがあるわけでもなく、わずかな違和感でしかありません。

でも、中には深刻な症状が隠れている場合もあるので手遅れになる前に、早めの診察がおすすめです。

ここでは歯が浮く感じがする6つの原因をご紹介します。

原因1:免疫が落ちていたり、疲れがある

普段元気に過ごしているときは何でもなくても、免疫が落ちて風邪を引いてしまった時に歯に異変を感じる場合があります。

他にも、仕事やプライベートでも忙しすぎて疲れがたまっているときも、歯が浮いているような感じがしてしまうことも多いです。

これは体が持っている抵抗力や免疫力が落ちているため、今まで抑えられていた炎症が抑えられなくなってしまい、出てしまうために起こる症状です。

「炎症が抑えられている」ということは、逆に言うと普段気が付いていないだけで歯周病や根の先に膿が潜んでいるなどの可能性があるということ。

元気になると元に戻ってしまうため「一時的な症状だった」と思いがちですが、症状が隠れているだけで問題を抱えているケースも多いので、違和感を感じたら歯医者に行くように心がけましょう。

原因2:過度なストレスを感じているため

仕事や日常生活で過度なストレスを感じているときにも、歯が浮いているような違和感が発生することがあります。

ストレスから来る歯の違和感の正体は、自覚症状のない「歯の食いしばり」によるものです。

無意識に歯を食いしばっていたり、寝ている間の歯ぎしりなどが要因となり、ダメージを受けた歯が浮いたような違和感を引き起こしているのです。

歯を食いしばると、歯根膜にもダメージを与えてしまいます。ダメージを防ぎたいときには、マウスピースを装着するという方法も有効です。

原因3:歯周病にかかっている

歯周病は、はじめの段階では歯茎に腫れや出血を感じる程度なのですが、そのまま進行してしまうと歯周組織の炎症が進み違和感を抱くようになります。

中程度まで進行した時点で、歯が浮くような違和感が発生します。他にも歯が動くような感覚があります。

さらに重度になると、炎症によってアゴの骨が少しずつ溶けていき、歯の土台がなくなるためさらに歯がグラグラしていきます。

歯周病は、重度になり痛みが感じてからでは手遅れのケースが多いので、歯が浮いている感じがした時点ですぐに病院へ相談することが大切です。

原因4:ホルモンバランスが崩れている

特に女性の場合ですが、ホルモンバランスが崩れやすいタイミングで歯が浮いたような感覚が出る場合があります。

月経がくる前や後は、何もない時に比べてホルモンのバランスが崩れやすく違和感を抱きやすいときです。

他にも、出産前後や生理が終わるころの更年期も、普段とは違う感覚が体のあちこちに出てきます。

ただ、歯周病の可能性もありますので、何が原因かわからずなんとなくホルモンバランスかもしれないと思っている時は、一度、歯医者に相談したほうが安心ですね。

原因5:歯を使いすぎている

柔らかい食べ物を好んでいる人も多い現代ですが、中には硬いものが好きな方もいます。

噛み応えのある食べ物は歯やアゴを丈夫にすると言われていますが、それも過度になると逆に歯へのダメージとなります。

傷んでしまった部分を修復しようと、歯根膜にリンパ液などが集まることで歯が浮いたような違和感が起こります。

硬い食べ物にハマってしまい食べ過ぎたと感じたときには、その歯を使わないようにして休ませてあげましょう。

そうすることで、少しずつ症状が落ち着いてくるはずです。

万が一落ち着く様子がない場合は、ほかにも原因がある可能性がありますので、病院に行って相談をしましょう。

原因6:歯の治療をしたばかり

虫歯になってしまい歯医者に行った後、歯が浮いたような感じがしてしまうかもしれません。

これは、虫歯が歯の神経にまで達していると、治療をする際に歯根膜に刺激がいってしまうため違和感を抱いてしまうのです。

治療後の違和感は、一過性のものなので、放っておいても2、3日で治ってしまう場合がほとんどです。

ただ、数日以上経っても歯の浮く感じがおさまらない場合、歯を触ると動くようなときは、通っている歯医者さんに相談してみましょう。

以上が、歯が浮いたような感じがする6つの原因でした。

歯医者というと、虫歯のような痛みが起きてから来院される患者様がまだまだ多いのです。

でも、一番大切なことは、症状が軽いうちから治療をしたり、そもそも悪くならないよう予防をすることです。

歯が浮くような違和感を感じていらっしゃる方は、まずはお気軽に北村総合歯科までご相談ください。